私とIKEAの蜜月生活は長く、結婚以来かれこれ9年。もうIKEAなしには生活できない。家具はおろか食器にいたるまでほぼ全てIKEAなのである。日本だとニトリやら無印など選択肢が豊富だが、ヨーロッパで引っ越しまくっている上にさして裕福でもない我が家はどう転んでもIKEA一択。でもIKEAのデザインは考え抜かれていてヨーロッパの生活にドンピシャに合っているのである。IKEAとヨーロッパの相性は抜群なのだ。ちょっとデザインがいい代わりに耐久性などは残念だったりするけど、それでも超健闘してると思う。なぜ長々こんなことを書いたかというと、今回もドイツに引っ越してきて今日もIKEAに行ったから。それも2回も。食べ物以外で困ったら、とりあえずIKEAに行こう、てなる。
時々「IKEAの家具ばかりの生活なんて嫌になるんじゃない?」て聞かれるけど、私は心からIKEAを愛しているので今のところ全く気にならないどころか、ウキウキで使っている。そもそもアンティーク家具や先祖代々の家具っていうのは義実家にもいっぱいあるけど、見栄えはいい。でも見栄えだけが良くて実用性が皆無というか、あまりにも年代ものすぎて現代の生活にはどう転んでもマッチしないのである。
また、今回引っ越しをして思ったけど、物を買う瞬間はお金がかかっても喜びが勝つものだが、結局のところメンテナンスや管理といった、目に見えないランニングコストが永遠にかかるので、物を持つこと自体が負担になったりする。しかも処分するときは「お金を出して買ったのに。」とか「壊れてなくて使えるのに。」なーんて思っちゃったりして、捨てる時にも一抹の罪悪感が拭えない。
アンティークの家具なんて貰ってしまった日にはその責任がのしかかってくるので、今後も気楽にIKEA生活を楽しみたい。
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