語学

  • 仏語の先生にクレームをした話

    どうもー。

    先日「お隣の席の子」の記事を書いたけど、それに関して先生にクレームを入れました。

    だって、このかろうじてアルファベットが書けるような子の隣に座るのに辟易して違う席に座ったら、またもや隣のクラスメイトが別の難民でこの人も、さらにアルファベットを書けないと判明した。どうしてこんなにもアルファベッドを書けない生徒が同じクラスにいるのだ、信じられん。。。。前のクラスでは15人ほどいた同級生もスパルタカスの先生にしごかれ、私ともう1人しかこのクラスに進級していないというのに。。。なんでこのクラスにはこんな馬鹿がいるのか、こんなことって許されるの???てなったらムラムラ怒りが湧いてきて。。。

    それで思わず先生にクレームしちゃったの。私からは、「難民が初日のテストでカンニングしたのも先生は見てみぬふりをしてた。実際問題、授業に全然ついていけてなくてクラスの足を引っ張っている。彼らはこのクラスにふさわしくない。なぜ前のクラスの私の同級生は全員淘汰されて、あんな馬鹿が同じクラスにいるのか。」てね。

    そしたら「クラスのレベルに幅があるのはよくあること。初日のテストを実施したのは私じゃないからわからない(2人担任制度)。彼女たちは文字もろくに書けないが、その代わりにフランス語をよく喋ることができるからここにいる。」てうまくかわされた。でも私はさらに突っ込んで、「一般の授業料1050フランを払う生徒たちは厳しくふるいにかけて、『我が校はこれだけ厳しい品質を担保しています。』とパフォーマンスしておいて、実際はレベルにあっていようがあっていまいがおかまいなしに難民たちを進級させてますよね?この学校は政府から難民のための助成金もらってるけど、規定通りにテストしたら馬鹿すぎて再履修決定で経費が嵩むから政府からの圧力で無理矢理進級させてるんじゃないですか???」みたいなことを突っ込んだら、先生閉口してた。

    私そういうの気になったらダメでさ。口に出さずにはいられなかったのよね。おかげさまで雰囲気最悪でその日はさよならになったけど、言語化しなかったらなかったことになるわけだから、どうしても言語化したかったのよな。

    そんなこんなで、私はフランス語ばかりに集中していたらメンタル的にも良くないなと思って、バイトに応募してみたんだけど、超初歩的なことでつまずいておじゃんになったのですが、それはまた別に書こうと思います!!!

    おしまい!

  • 仏語A2授業開始につき思うこと

    どうもどうも。仏語の授業A2がついに開始しました。ヨーロッパはレベルの基準が統一されており、A1→A2→B1→B2→C1→C2の順番で、A1が一番簡単で、C2が一番難しいです。例えば、永住権はB1、医療免許書き換えはB2、現地の大学の大半はC1、現地の大学の医学部やジャーナリズムを勉強するにはC2が必要、てな具合ですね。A1やA2は「私は人間です」と主張する程度のレベルです。英語でいうならばA1が英検三級とかじゃないでしょうか。

    この語学のレベルもA1の中で細分化されており、前半・後半、もしくは前半・中盤・後半と分かれていたりします。でも何やかや、一番早い「インテンシブコース」と呼ばれる1日3時間授業やって週5日というコースで、前半後半の2部制なら2ヶ月、前半中盤後半の3部制なら3ヶ月で1レベルが終わります。私が前回受講したのはA1の後半のインテンシブコースだったのですが、まーーーーー厳しくて、1ヶ月間で単語とフレーズは1400、毎日8時間は勉強し、単語カードは毎日300くらいめくり、夜はフランス語の授業にうなされるくらい必死に勉強してたんですよ。もはや完全なる日本の受験生、笑。大半の人が心が折れてしまい、結局15人?16人中、次のクラスに進級したのは結局私ともう1人だけでした。

    だから、A2はもっと厳しくなるんじゃないかと思ってたら、ぜんっぜん普通。ゆるっゆる。ドイツのVHS(市民学校、移民の大半が通ったことある)みたいなゆるさ。同じ語学学校なのに差がすごい。実は前のレベルのクラスは人数の都合上2クラスあったのですが、もう一方のクラスから半分以上が持ち上がっている模様。でもレベルは。。。え?こんなん、私の前の先生だったら落第させてるよな?て人がワラワラとおり、同じレベルの同じ時期のクラスなのに、全然レベルが統一されてなくてびっくりしました、笑。たぶん前の先生が厳しすぎたんだなというのはわかるけど。とはいえ、あれだけ勉強させられても、今みたいにゆるゆる勉強しても授業料は変わらないわけで、コストパフォーマンス考えれば前の先生の熱血指導が懐かしいような、いやもうあれは無理と思うような、複雑な気持ち。

    とはいえですよ?私は専業主婦ですから、子供の面倒を見るというミッションがありまして、それが先月は毎日8時間は仏語を勉強する羽目になって完全におじゃんだったのが、ようやくちゃんと主婦らしく生活できそうでややほっとしてます。ここは仏語圏ですから、例えば家の風呂場から冷水しか出てこなくなったとかで修理を依頼しないといけないとか、買い物で確認しないといけないことがあるなどでは、どうしたって仏語を少し話さないことには話が始まらないんですよね。夫は仏語は全くできないので、一家の誰かがその役目を担わなければならず、私がその役目を買って出ているような形です。

    そうは言いながらも、うちの夫は理系の研究者でヨーロッパ各地を転々と引っ越しているので、次いつ何時、別の国に引っ越すかは誰も定かではないわけです。その状況で仏語を勉強し続けるモチベーションを保つのもたいへんですが、まあ自分の戦闘能力をあげると思って?脳みその体操と思って?毎日コツコツやっていきたいです。

    おしまい。

  • 私の外国語習得状況

    私はなんやかや、英語とドイツ語をなんとなく喋ることができ、かつ仏語をほんのすこーーーーーし喋ることができます。夫の仕事都合で2年半前までキプロスに6年、ドイツに2年間住んでおり、今はフランス語圏のスイスのジュネーブに住んで5ヶ月目だから、それぞれの言語を勉強しなきゃいけないからなんですけど。ちなみに自主的に勉強しないと、言語というのは全く習得できず、それを証拠にギリシャ語が第一言語のキプロスに6年近くいながら、ギリシャ語で1から10も数字で言えないような過去の私が爆誕しています。

    今回は、配偶者の母語を勉強する場合とそうでない場合、やっぱり何かが違うよな、て思ったので、それを記事にしようと思い立ちましたが、書いてみたら全然違う話になりました。自分の外国語習得状況をつらつらと書いただけです!!!

    それではどうぞ!!

    英語はキプロスに6年間住み、MBAを英語でやって修士論文を書いたり英語で2年間仕事をしていたところから、ある程度できると定義づけたものの。。。なんといっても英語圏に住んだこともないし行ったこともないので「ネイティブの言い回し」もサッパリながら、教授に散々怒られた「アカデミックな言い回しの英語」は全く書けず、まあこれはだいぶ中途半端な言語といえるでしょう。とか言いながら、夫とはこの言語で話してますけど。イギリス出身の小児科医に「あなたたち夫婦の英語のレベルは外国人としてなら受け入れられるけど、母語としては正直かなりイマイチ」と断定されてるレベルです。残念。ちなみにこの残酷な宣言は、当時4言語環境だった子供達の言語発達を危惧した話合いの中でぶっこまれた内容であり、決して先生が意地悪だったというわけではありません、笑。いうて結婚して8年間、ほぼずっとこの英語で夫と会話してるので、イマイチと言われようともこの言語が日本語の他では一番楽なわけです。そういう非英語圏出身者の国際結婚ファミリーって往々にしてあると私はこっそり思ってます。ネイティブからみてしょうもないレベルでも、私が英語で修士論文を書いて卒業したのも事実ならば、夫も10年間英語のみで仕事をしており、イマイチながらイマイチなりに生きているわけです。イマイチ言い過ぎ!どんまい!

    一方、ドイツ語は語学学校で系統立ててA1からC1までやったこともあり(A1が一番簡単でC2が一番難しい)、外国語の中ではこの言語が圧倒的に文法的には強いといえましょう。特にB2とC1は大学付属の語学学校で勉強して、大学入学条件であるDSHの前哨戦であるC1内部試験を受けて合格したので私はドヤ顔でC1受かったと豪語してます。しかし語彙にはかなりの偏りがあり、なにせ大学で勉強する外国人向けの授業だったため、「慢性難聴」やら「短波と長波」などはドイツ語で言えても「そこの布巾で机拭いておいて。」などは簡単には言えないという、非日常の語彙満載で卒業しました。そのため、日常会話はそんなに得意ではございません。でもB2やC1らしいビジネス調の丁寧な言い回しには文法的には英語より強いです。そして、なんといっても、夫が北ドイツ出身のドイツ人なので「ネイティブの言い回しなら」とか「ネイティブの発音なら」という点を真っ先に確認でき、文章の添削も頼めるのが私にとってのこの言語の強みです。が、かなり短期間の18ヶ月間でドイツ語を勉強し、ついでに短期間の24ヶ月でドイツを離れてしまったために、現在急速にドイツ語を忘れていっています。かなしみ。

    そして現在はフランス語を語学学校で勉強し始めて2ヶ月がたちますが、これはダントツに発音が難しくて「ネイティブの発音」が最も求められる点で非常に苦戦しています。また、ドイツ語を勉強した時には気づかなかった「家族にフランス語ネイティブ、もしくはフランス語ペラペラの家族がいる生徒」の圧倒的な有利さを感じています。まず家では一切フランス語を聞く機会がなく、子供達の学校もドイツ人学校のためにドイツ人が多く、夫の部署に至っては1人を除いて全員ドイツ人のために、フランス語はスーパーと市場以外で聞く機会ゼロ。英語にもドイツ語にも感じなかった難しさがあるなー、と思います。

    でもドイツ語もフランス語も圧倒的に教材が充実しており、YoutubeでもWebサイトでも教科書でもなんでもアクセスしやすい環境にあるのが便利ですね。

    たぶん私は、割と広範囲のことをそこそこのレベルでこなすことに長けており、一方、何に対しても突き抜けることはできないという性質をもっています。そのため、フランス語もなんとなくできるようになるのではないかと淡い期待を持っていますが、何事もやってみなければわからないので、とりあえずやってみよう、くらいの気持ちでいまーーーす。

    以上、私の現状報告でした!!

    おしまい。